ブラジル・ワールドカップの決勝トーナメント1回戦が28日に行われ、コロンビア代表とウルグアイ代表が対戦した。
3連勝でグループリーグを首位通過したコロンビアは、8人を代えて臨んだ日本戦から第2節のメンバーに戻し、変更点はコートジボワール戦からビクトル・イバルボに代わってジャクソン・マルティネスが入った。一方のウルグアイは噛みつき行為により代表戦9試合の出場停止となったルイス・スアレスに代わり、ディエゴ・フォルランが先発。また、前節からはニコラス・ロデイロに代わってマクシミリアーノ・ペレイラがスタメンとなった。
試合は序盤から多くの観客の歓声に後押しされ、コロンビアが優勢。右サイドのフアン・スニガやフアン・クアドラードが縦への推進力を見せる。その中で迎えた28分、コロンビアはアベル・アギラルが相手クリアをヘディングで前線へ送ると、ゴール正面ペナルティエリアやや外にいたハメス・ロドリゲスが胸トラップから振り向き様に左足を一閃。強烈なボレーシュートがクロスバーの下を叩いてネットに吸い込まれ、先制に成功する。J・ロドリゲスは4試合連続、大会4得点目となった。
ウルグアイは徐々に攻め込む形を作ると39分、左サイドからのアルバロ・ペレイラのクロスが相手DFにクリアされたところを、ゴール右45度の位置からアレバロ・ゴンサレスがボレーで狙ったが、GKダビド・オスピナ弾いた。前半はコロンビアが優勢で試合を終える。
後半に入って50分、コロンビアは右サイドでのパス交換から逆サイドへ展開すると、パブロ・アルメロのクロスにクアドラードがヘディングで折り返し、J・ロドリゲスが押し込んで、追加点を獲得する。大会5得点目を挙げたJ・ロドリゲスは得点ランクトップに立った。
ウルグアイベンチは53分、フォルランとアルバロ・ペレイラを下げ、クリスティアン・ストゥアーニとガストン・ラミレスを投入する。64分、ウルグアイはクリスティアン・ロドリゲスが持ち上がりからミドルシュートを放つが、枠の右を捉えたシュートはGKオスピナが防いだ。
2点を追うウルグアイは67分にA・ゴンザレスに代えてアベル・エルナンデスを投入し、交代枠を使い切る。コロンビアはテオフィロ・グティエレスを下げ、アレクサンデル・メヒアが入る。79分、ウルグアイはM・ペレイラがラミレスの縦パスから抜けたが、シュートは飛び出したGKオスピナが体を張ってブロックした。
1点の遠いウルグアイは84分にもエリア内左でエディンソン・カバーニがシュートを放つも、ここもGKオスピナがセーブ。試合は結局、コロンビアの守備陣がシャットアウト。2-0でコロンビアが勝利した。
コロンビアはワールドカップ5回目の出場で初のベスト8進出。7月4日に行われる準々決勝でブラジルと対戦する。
【スコア】
コロンビア 2-0 ウルグアイ
【得点者】
1-0 28分 ハメス・ロドリゲス(コロンビア)
2-0 50分 ハメス・ロドリゲス(コロンビア)