中盤の底で好プレーを見せたチリ代表MFマルセロ・ディアス [写真]=Getty Images
28日、ブラジル・ワールドカップ決勝トーナメント1回戦でブラジル代表とチリ代表が対戦。1-1で迎えたPK戦を3-2で制したブラジルが準々決勝に駒を進めた。チリ代表MFマルセロ・ディアスは、敗戦に落胆した様子を見せながらも、胸を張って今大会を去ると述べた。
チリはブラジルに先制を許すも、前半の内にFWアレクシス・サンチェスのゴールで同点に追いつく。その後は一進一退の攻防を繰り広げたが、PK戦で惜しくも涙を呑んだ。
ディアスは、延長後半終了間際にFWマウリシオ・ピニージャのシュートがバーを直撃したシーンが、この試合を象徴しているとの見解を示した。FIFA(国際サッカー連盟)公式サイトがディアスのコメントを伝えた。
「僕たちはとても惜しかった。でも(ピニージャのシュートが)ゴールに入らなかったとき、今日は僕たちの日じゃないのかもしれないと思ってしまったんだ。おそらく、僕たちには勝つ運命がなかったんだろう」
「それでも、僕たちはこのトーナメントで多くのものを手にした。頭を上げ、誇りを抱いて母国に戻って行きたいと思っている」
「僕たちは全てを出し切った。決して立ち止まらなかった。ブラジルと互角の試合をしたんだ。タフな試合になると思っていたよ。僕たちはフットボール界で最も大きい国の1つと対戦したのだからね。それでも、僕たちは足を止めずにハードワークした」
「僕たち全員のパフォーマンスは誇れるものだと思う。終わった今、色々考えられないのは当然だ。何を言っても辛さを紛らわしてくれるものはない」
(記事/超ワールドサッカー)