ウルグアイ戦に出場したイタリア代表FWバロテッリ [写真]=Getty Images
ブラジル・ワールドカップでグループリーグ敗退となったイタリア代表の、批判の的となっているミラン所属のFWマリオ・バロテッリについて、同選手の代理人ミノ・ライオラ氏が、イタリアメディア『Rai Sport』で語った。イタリアメディア『FootballITALIA』が伝えている。
ライオラ氏は、イタリア代表サポーターやイタリアサッカー連盟(FIGC)のバロテッリに対する姿勢に不満を持っており、以下のように語った。
「彼についての批判は、まるでイタリア代表にはマリオ・バロテッリ、1人しかいないようだ。彼は寛大だった。だが全員が彼を攻撃し、そして誰も守ろうとしない。FIGCですらだ。バロテッリがイタリア代表の一部だと思っていたが、明らかに私が間違っていた」
また、ミランのクラブ内で、同選手を好んでいない人がいることも明らかにし、移籍させたいのなら、交渉をする準備はできていると、次のようにコメントしている。
「彼の事を気に掛けてくれるところでプレーすることが、バロテッリにとって基本だ。ミランには、彼を好きな人はいる。だが何人かはそうではない。もし彼らが、バロテッリの残留をこれ以上望まないなら、オフィスにいる私に電話するだけでいい。私は話をする準備ができているよ」
しかし、ミランは同選手を売る意向はなく、アーセナルへの移籍についても、同クラブのアルセーヌ・ヴェンゲル監督との接触はないことを明かした。
「バロテッリより強いストライカーなんてこのイタリアにいると思うかい?まだミランとの契約があるし、クラブは私に電話してきて、彼を売るつもりはないことを言っていたよ。」
「ワールドカップ期間中にヴェンゲルに会ったかって?いいや、私はブラジルにいなかったしヴェンゲルにも会っていないよ」
イタリア代表は、14日に行われたブラジル・ワールドカップのグループリーグ第1節でイングランドに勝利するも、あとの第2節コスタリカ代表と、第3節ウルグアイ代表に2連敗し、前回のアフリカ・ワールドカップに続いて、グループリーグ敗退が決まっていた。