ドイツ代表を率いるヨアヒム・レーヴ監督は、4日に行われるブラジル・ワールドカップの準々決勝フランス代表戦で、バイエルン所属DFフィリップ・ラームを引き続き中盤で起用する見通しを明かした。
長年にわたってサイドバックとして活躍してきたラームは、2013-2014シーズンにバイエルンで中盤のポジションを経験。ジョゼップ・グアルディオラ監督の下で、印象的なパフォーマンスを披露した。それにより、今大会におけるドイツ代表でも、グループステージ初戦からの全4試合でアンカーのポジションからスタートしている。
延長戦の末に2-1で勝利した決勝トーナメント1回戦のアルジェリア代表戦では、DFシュコドラン・ムスタフィが後半に負傷交代した影響もあって、試合途中からラームをサイドバックに移動させたレーヴ監督。だが、フランス戦では再び中盤に戻す考えのようだ。同監督がドイツメディアに語ったコメントを、『FIFA.com』が公式サイト上で伝えた。
「私はラームの役割について、すでに決めている。最後までそのままだ」
「ラームは近年のドイツ代表をけん引してきた存在だ。10年にわたって最高レベルのプレーを続けてきた。彼が最終ラインに戻るのは、右サイドに問題が生じたときだけとなる。私は、そのポジションに関して、問題ないと考えている。彼がサイドバックに入るのは緊急事態のときだけだ。我々はそれを防がなければならない」
(記事/超ワールドサッカー)