開催国の重圧に大きな心労がうかがわれるスコラーリ監督 [写真]=Getty Images
ブラジル代表を率いるルイス・フェリペ・スコラーリ監督は、ブラジル・ワールドカップにおける同国の優勝を、FIFA(国際サッカー連盟)が望んでいないと考えているようだ。アメリカメディア『ESPN Deportes』が伝えている。
スコラーリ監督は、1日、国内の大手新聞社とラジオ局の計6社を呼び寄せ、以下のようにコメントを残している。
「大会中に、セレソン(ブラジル代表)に対する批判を報道したいという各社の気持ちはわかるが、敗退が決定するまではネガティブな報道は控えてほしい。選手たちを応援する報道で、我々を支えてもらいたい」
さらに、「おそらく、FIFAは我々の優勝を望んでいないのだろう。確信はないが、そのような声なき声を感じる」とまで吐露。開催国として優勝が義務付けられている重圧に、さすがの名将も心労が蓄積されている模様だ。
一方で、次戦のコロンビア戦については、「ハメス・ロドリゲスを最も警戒している。しかし、彼を抑えるだけではコロンビアは止められないと思っている」と、強い警戒心を示し、ベスト8突破を見据えている。