スタメン落ちの可能性が伝えられたD・アウヴェス(右) [写真]=Globo via Getty Images
地元開催のブラジル・ワールドカップ(W杯)で悲願のタイトルを狙うブラジル代表において、右サイドバックの絶対的レギュラーに君臨してきたバルセロナのDFダニエウ・アウヴェスがスタメン落ちの危機に瀕しているようだ。
結果だけ見れば順当に勝ち上がってきたブラジル代表だが、メキシコ代表と対戦したグループリーグ第2戦ではスコアレスドロー、チリ代表と対戦した決勝トーナメント1回戦でもPK戦の末の薄氷の勝利と、ここまで相当な苦戦が続いている。
この状況を前に、ルイス・フェリペ・スコラーリ監督は、コロンビア代表との準々決勝に向けて複数のメンバー変更を計画しており、その中で確実視されているのがアウヴェスだという。
アウヴェスはここまで、攻撃面では効果的なプレーができず、守備面でも危うさが垣間見られるなど、期待されているチームへの貢献ができていない。実際、スコラーリ監督はアウヴェスのパフォーマンスに納得しておらず、チリ代表戦の前日練習ではレギュラー組から外している。それでも同試合に先発起用されたアウヴェスだが、テクニカル・スタッフを満足させるプレーが見せられなかったため、スコラーリ監督はコロンビア代表との一戦では代わりにローマのDFマイコンを起用する方針を固めた模様だ。