接触で倒れ動くことができないブラジル代表FWネイマール [写真]=FIFA via Getty Images
ブラジル代表FWネイマールの腰椎骨折によるブラジル・ワールドカップ離脱は、隣国アルゼンチンの新聞各紙でも大きく取り上げられた。日頃はブラジルサッカーに批判的なスポーツ紙『Ole!』も、ネイマールの骨折については心配して同選手の戦線離脱を「悲しい」と伝えている。
ネイマールが骨折したのは4日行われた準々決勝コロンビア戦の86分、味方のクリアボールを胸でトラップしようとしたネイマールの背中に、背後から飛び込んできたコロンビア代表DFフアン・スニガの右膝が激突した。苦悶の表情を浮かべてピッチに倒れたネイマールは起き上がることができず、そのまま担架で病院に直行。診断の結果、スニガの右膝が激突した際に第3腰椎が骨折していたことが判明した。
負傷の程度は選手生命を脅かすほどのものではないが、全治4〜6週間のため準決勝や決勝の舞台にネイマールは立てない事態となった。この悲報は世界中のサッカーファンを落胆させた。
『Ole!』はこの件について「世界中の人がネイマールのワールドカップ絶望を悲しんでいる。予想外の形でネイマールが大会を去ってしまうのは大変残念だ」との記事を掲載し、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシvsネイマールの対決がワールドカップの舞台で拝めないことを「悲しい」と表現した。
(記事/Cartao Amarelo)