ファン・ハール監督の采配を称賛したタッコーニ氏 [写真]=Bongarts/Getty Images
元イタリア代表GKステファノ・タッコーニ氏が、オランダ代表を率いるルイス・ファン・ハール監督のコスタリカ戦での采配について語った。
6日に行われたブラジル・ワールドカップ準々決勝のオランダ対コスタリカ戦で、ファン・ハール監督はPK戦の直前にGKヤスパー・シレッセンとGKティム・クルルを交代させた。イタリアメディア『AdnKronos』のインタビューに応じたタッコーニ氏は、同監督の采配について、「あのような采配は勇気がいるものだ」とコメント。「ファン・ハールが思い付きでやったことではないことは確かなことだよ。決めていたことだったんだろう。彼の采配はもっともであり、うまくやったと思う」と話し、称賛した。
さらに、決勝トーナメント1回戦のギリシャ戦をPK戦の末に勝ち上がったコスタリカに対して、「PK戦においては不利な状況だった」と、語ったタッコーニ氏は、「PKは気持ちと勇気、相手との駆け引きが重要だ。そして、最後は運が8割を占める」と、自身の見解を述べている。
ジェノア在籍時に、元日本代表FW三浦知良ともチームメートだったタッコーニ氏は、イタリア代表として7試合の出場経験があり、1990年のイタリア・ワールドカップに同代表の一員として出場し、3位に輝いた経歴を持っている。