W杯GLのドイツ対アメリカ戦後、健闘をたたえ合うクリンスマン監督(左)とレーヴ監督 [写真]=FIFA via Getty Images
8日に行われたブラジル・ワールドカップ準決勝で、ホスト国ブラジル代表を7-1と粉砕したドイツ代表が、同大会のグループリーグでも対戦したアメリカから盛大な祝福を受けた。ドイツ紙『ビルト』が報じている。
同紙によると、ニューヨークのエンパイアステートビルは8日夜、最上層を黒、そして赤、金の順にライトアップし、ドイツ国旗と同じように彩られたという。責任者はこの粋な計らいについて「我々は今日、ドイツの勝ち上がりを称え、黒、赤、金のライトを点けました」とツイッターで説明している。
エンパイアステートビルがこの3色で光るのは通常年に1度、10月3日の東西ドイツ統一記念日のみだが、この歴史的勝利にはマンハッタンの夜景も祝わずにはいられなかったようだ。
また、かつてドイツ代表で選手としても監督としても多大な貢献を残したユルゲン・クリンスマン現アメリカ代表監督も、自身のツイッターで「ドイツ代表がワールドカップで見せたものとしてはベストだった。ファンタスティックでしかない。ヨギー(レーヴ監督の愛称)とチームよ、優勝カップを掲げてくれ!」とお祝いのメッセージを残した。
ちなみに、大会を通じこれまで辛口だった同紙は、交代を含め出場した14人全員に採点「1」を与え、2ゴール1アシストのトニ・クロースには最高点を上回る『1+☆』という評価をつけている。(1が最高点、6が最低点)