今大会のブラジル代表に苦言を呈すカーン氏 [写真]=Getty Images
元ドイツ代表のオリバー・カーン氏が、ブラジル代表に苦言を呈した。ドイツメディア『ZDF』がカーン氏のコメントを伝えている。
12日に行われたブラジル・ワールドカップの3位決定戦でオランダ代表に0-3で敗れたブラジル代表。カーン氏は、「ブラジルは単純にクオリティを欠いた。フッキやオスカルのフィニッシュの精度が低かったのだ。ブラジルは良い選手を揃えている印象だが、ワールドクラスの選手はいない」と、コメント。また、2012-2013シーズンまでバイエルンでプレーしていたブラジル代表MFルイス・グスタヴォについて問われると、「バイエルンがなぜ、ルイス・グスタヴォを放出したのかよく分かった。彼は良い選手だが、ワールドカップでも高いレベルのパフォーマンスを見せていない」と、自身の見解を明かした。
ブラジル代表は、ワールドカップにおける最後の2試合で10失点を喫した。同国メディアは、この状況を「災害」となぞらえているものの、カーン氏はこの状況をプラスに変えるべきだと主張している。
「ブラジルは最後の2試合で破滅的な結果に終わった。だが、この危機的な状況は今後にとってプラスに作用させる必要があるのだ。今後、どのように改善していくか話し合う必要がある。ユース世代やコーチの育成、国内のリーグシステムを含めてね。これらの問題に関して責任を負う人は、一新されるべきだ。そうすることで、ブラジルは改善されていく」
(記事/超ワールドサッカー)