優勝トロフィーを掲げるドイツ代表FWミロスラフ・クローゼ(中央)[写真]=FIFA via Getty Images
ブラジル・ワールドカップ決勝が13日に行われ、ドイツ代表とアルゼンチン代表が対戦。延長戦の末、MFマリオ・ゲッツェが決勝点を挙げたドイツが1-0で勝利を収めた。ドイツの優勝は、西ドイツ時代の1990年イタリア大会以来4回目となった。
自身4度目のワールドカップ出場となったドイツ代表FWミロスラフ・クローゼが試合を振り返った。『FIFA.com』がコメントを伝えている。
同試合、ゲッツェに変わりピッチを去ったクローゼは、交代時に「お前ならきっと何か起こせる」と声を掛けたという。ゲッツェはその言葉通り、延長戦後半の113分に決勝点を挙げ、チームを優勝へと導いた。
準決勝のブラジル戦でチーム2点目を挙げ、ワールドカップ通算得点を16得点とし、大会新記録を樹立したクローゼも、これまで、あと一歩というところで優勝を逃してきた。
「1回は準優勝(日韓大会)、2回は3位(ドイツ、南アフリカ大会)だった。これがワールドカップだけれど、事実を受け入れることは難しかった。一度、ここでトロフィーを掲げることがずっと夢だったんだ」と心境を明かしたクローゼは、「このチームのパフォーマンスが重要だった。僕たちは勝利を手にするだけのクオリティを持っていることを知っていたから、常に冷静を保とうとした」とコメント。悲願の優勝を喜んだ。