ブラジル・ワールドカップ決勝が13日に行われ、ドイツ代表が延長戦の末、1-0でアルゼンチン代表を下し、4度目のワールドチャンピオンに輝いた。
『24年の法則』は今回も破られなかった。
1970年メキシコ大会で3度目の優勝を果たしたブラジルと、1982年スペイン大会で3度目の優勝を決めたイタリアは共に、それから24年後の大会で4度目のチャンピオンに輝いている。ドイツが3回目の優勝を飾った1990年イタリア大会から数えると、今大会はまさしく24年後。彼らはこのジンクス通り、ユニフォーム左胸に輝く星の数を1つ増やすことに成功したのだった。
ドイツ紙『ビルト』が試合終了後に掲載した各選手の寸評と採点は以下の通り。(1が最高点、6が最低点)
GKマヌエル・ノイアー【採点:2】
チームの原動力。信じられないほどの存在感を持ち、常に最終ラインとコミュニケーションを取っている。左ひざを治療する場面もあったが、歯を食いしばって頑張り抜いた。52分、ゴンサロ・イグアインの顎にひざが入った場面でPKを取られなかったのは幸運だった。
DFフィリップ・ラーム【採点2】
労働者。バスティアン・シュヴァインシュタイガーと共に最も目立った選手。前線に上がり、多くの仕事をした。
DFジェローム・ボアテング【採点:1】
戦士。堅実で素早いプレーは傑出していた。1対1勝率は73パーセント。誰も彼には敵わない。
DFマッツ・フンメルス【採点:4】
不安定だった。アルゼンチンの攻撃陣に度々やられていた。ベネディクト・ヘヴェデスとのコンビは守備ラインの問題になっていた。
DFベネディクト・ヘヴェデス【採点:4】
不運の持ち主。45分に放ったヘディングはポストを直撃。彼が守る左サイドは多くの問題を抱えていた。
MFバスティアン・シュヴァインシュタイガー【採点1】
チームのボス。コンダクターであり、紛れもなく中心選手。
MFクリストフ・クラマー【採点:3】
存在感を見せ、熱く戦っていたが、相手との激突で脳震とうを負った。開始31分でベンチに下がったのは悲劇だった。
MFトニ・クロース【採点:3】
神経質なプレーだった。ポジショニングを時々ミスし、21分にはイグアインにヘディングパスをしてしまい、危うく先制点を与えるところだった。今日はセットプレーも冴えなかった。
MFトーマス・ミュラー【採点:3】
相手から激しくぶつかられ、頻繁にファウルを受けた犠牲者。前半はシュートが1本もなかった。
MFメスト・エジル【採点」:3】
優位性をほとんど見せられず、彼の精巧なテクニックははるか遠くにあった。大会を通じて、それらを見せなければならなかったのに…。
FWミロスラフ・クローゼ【採点:3】
ボールのトラップ時にミスが多かった。ワールドカップ通算得点記録のトップ選手も、今日は危険なプレーができなかった。
~途中交代~
MFアンドレ・シュールレ【採点:3】
いつものように、まるでターボ。爆発的なプレー。彼の正確なシュートは、ドイツ代表にとって危険な武器であった。
MFマリオ・ゲッツェ【採点:1】
英雄。交代直後はほとんど目立たず。しかしゴールで我々を世界王者に導いた。
DFペア・メルテザッカー【採点なし】
試合終了直前に投入。すぐさま歓喜の輪に入っていった。