ポドルスキの息子を抱き、共にW杯優勝を喜ぶエジル [写真]=Getty Images
アーセナルに所属するドイツ代表MFメスト・エジルが、ブラジルの子供たちの手術代を支払うことを自身の公式フェイスブックで発表した。イギリス紙『デイリーミラー』が伝えている。
ドイツ代表の一員としてブラジル・ワールドカップで24年ぶりの優勝に貢献したエジルは、ブラジルの手術を必要としている子供たち23人のためにワールドカップの優勝で得たボーナスで援助することを決めている。
同選手は、本大会の開催に先駆けてすでに、チャリティー団体『BigShoe』との共同で、11人の子供たちの手術代を支払っていた。しかし、個人的な感謝を表するため、さらに12人の子供たちの援助を発表している。自身の公式フェイスブックで以下のようにコメントしている。
「ファンのみんなへ、ワールドカップの開幕前に、僕は子供たち11人の手術を援助していた。だけどワールドカップでの優勝は11人の選手だけではなく、チーム全体の23人のおかげだ。だから(援助する子供たちの数を)11人から23人に増やすことを決めた。これはブラジルの人々のおもてなしに対する個人的な感謝の気持ちだよ」
『BigShoe』は、ドイツ発祥のチャリティー団体。2006年ドイツ・ワールドカップでドイツ南西部に位置するヴァンゲンにキャンプ地を構えていたトーゴ代表に、母国で手術を必要とする赤ちゃんのニュースが届いた。同じくそのニュースを聞いたヴァンゲンの市民たちが、手術代のために募金を始めたことが由来となっている。その後2010年南アフリカ大会、ユーロ2012でも活動しており、手術を必要としている数多くの子供を支援している。ブラジル・ワールドカップの期間中には、世界中の子供100人に支援することを目標に掲げていた。