試合後、オスカルを慰めるシュールレ [写真]=Getty Images
チェルシーに所属するドイツ代表FWアンドレ・シュールレが、優勝したブラジル・ワールドカップを振り返った。クラブ公式HPが伝えている。
シュールレは、ワールドカップで6試合に途中出場。決勝トーナメント1回戦のアルジェリア代表戦で先制点を挙げ、決勝のアルゼンチン代表戦では、MFマリオ・ゲッツェの決勝ゴールをアシストし、同国4度目の大会制覇に大きく貢献していた。
中でも、開催国のブラジル代表との対戦となった準決勝では、2ゴールを記録。7-1という歴史的大勝を収めた一戦について、「僕がピッチに入った時、すでに5-0だった。ブラジルの選手は疲れて、『もうプレーしたくない』という状態になっていたよ」と振り返る。
「僕には何度かチャンスがあった。ゴールチャンスはあると思った」という言葉通り、自身は6、7点目をマーク。「本当に良いプレーを披露できた。2点目は、自分が決めた得点の中でもベストのうちの1つ。特に左足でのシュートだったからね」と誇った。
ドイツにとっては、「僕達の大会ベストゲームだった」という一戦。一方、ブラジルにとっては屈辱的な大敗となった。ブラジルにはMFオスカルとMFウィリアン、MFラミレスとチームメートが多数在籍していることもあり、「僕は仲間を抱きしめる必要があった」とコメント。「彼らは非常に悲しみ泣いていたよ。彼らには、新シーズンにチェルシーで僕達が何か大きなことをやると伝えたんだ。それでも、ああいった時は彼らは何も聞きたくなかった」と、仲間の心情を慮った。