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元オランダ代表V・バステン氏「C・ロナウドよりもメッシが好き」

2014.11.11

現在はAZを率いているファン・バステン氏 [写真]=VI-Images via Getty Images

 元オランダ代表FWで、現在はAZを率いているマルコ・ファン・バステン氏がブラジルメディア『Globo』のインタビューに応じ、ブラジル・ワールドカップを振り返った。

 ファン・バステン氏は「ブラジルの(準決勝)ドイツ戦の敗戦は、あまりにも厳しいものだった。その後の(3位決定戦)オランダ戦もね。これらの試合にネイマールが出場できなかったことは悲しいよ」と、コメントした。

 また、決勝ではアルゼンチン代表FWのゴンサロ・イグアインロドリゴ・パラシオが決定機を逃したが、ファン・バステン氏は「2010年の(南アフリカ・ワールドカップ)決勝でも(アリエン)ロッベンがチャンスを迎えたが(イケル)カシージャスの前に得点を奪えなかった」と同郷のロッベンを引き合いに出して説明。「あのようなチャンスは、キャリアに違いを残す機会なんだ。少しばかりの運と、冷静さを保つ術を知っているレベルにあるかどうか、それによって説明がつくね。感情をコントロールして、決勝で違いを生み出す得点を記録できるかどうか。この力は皆が持っているわけではない」と、自身の選手論を展開した。そして、「ロッベンはスター選手で、違いを生み出すことはできる。ただ、それ以上のレベルのことができる選手ではない」と言いつつ、「ブラジル・ワールドカップでは非常に重要な選手だった」とも述べた。

 さらにファン・バステン氏は、世界年間最優秀選手賞であるFIFAバロンドールについても言及。「ワールドカップを制したドイツの選手が受賞するのが理にかなっていると思う。私の考えでは、ドイツでベストの選手はトニ・クロースだった」と、話した。

 そして、レアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドとバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシのどちらが好きかと問われると、「よりナチュラルで才能を持っているから、メッシの方が好きだね。でもロナウドは非常に印象的な選手だ。あれほど多くの得点を決めているし、現在行われている試合では必ず違いを生み出し、得点を決める。本当に印象的な選手だよ」と考えを明かした。

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