約3億円の値段がつけられたゲッツェ(中央)のスパイク [写真]=Getty Images
今夏に行われたブラジル・ワールドカップ決勝で、バイエルンに所属するドイツ代表MFマリオ・ゲッツェが着用したスパイクがチャリティ・オークションに出品され、約3億円の値段で落札されたことが明らかになった。イギリス紙『デイリー・メール』が報じている。
ブラジルW杯で、見事に史上4度目の世界王者に輝いたドイツ代表。アルゼンチン代表との延長戦でゲッツェが決めたゴールは、2014年のハイライトと言っても過言ではない。そして、その決勝ゴールを生んだスパイクに、とんでもない値段がつけられたのだ。
ドイツ公共放送局が実施した、子どもたちのためのチャリティイベント「ハート・フォー・チルドレン」のなかで行われたチャリティ・オークションに出品されたゲッツェのスパイクは、200万ユーロ(約2億9700万円)で落札された。なお、落札者は明らかになっていない。
これに対しゲッツェ本人はドイツ紙『ビルト』のインタビューに応え、「ものすごいことだ。こんな数字がつけられるとは思っていなかったよ。200万ユーロは巨額だ。これはいいことだね。ただのスパイクにつけられた値段ではないんだ」と述べ、「ワールドカップをもたらしたスパイク」という付加価値に200万ユーロの値段がつけられたこと、これだけの額をチャリティに寄付してくれたことを喜んだ。