2015年の女子W杯開幕戦に臨んだカナダと中国 [写真]=FIFA via Getty Images
FIFA女子ワールドカップ・カナダ2015の開幕戦が6日に行なわれ、カナダ女子代表と中国女子代表が対戦した。
なでしこジャパンが連覇を狙う同大会がついに開幕。大会初戦は、3月発表のFIFAランキングで8位の開催国カナダと、16位につける中国の一戦となった。
試合は、地元の声援を後押しにカナダが序盤の主導権を握るも、徐々に中国のペースに。21分、ペナルティエリア手前左でFKを獲得した中国は、リシ・ウァンが直接狙うが、シュートは左ポストに直撃。さらにそのこぼれ球も右ポストに弾き返され、ゴールとはならなかった。
一方のカナダは26分、ソフィー・シュミットの落としに、ジョゼ・ベランガーがエリア手前右からダイレクトでシュートを放つが、クロスバーに直撃しこれも得点には至らなかった。前半は両チームとも得点を奪えずスコアレスで折り返す。
後半に入って65分、カナダはデザレイ・スコットがミドルシュートを放つが、枠を捉えられない。84分にはシュミットのパスから、エリア内左のクリスティン・シンクレアがダイレクトでシュートを放つが、GKフェイ・ウァンにキャッチされる。さらに85分には、シュミットがエリア前から右足を振り抜くが、強烈なシュートはわずかに枠の左に外れた。
すると後半アディショナルタイムに突入した直後、カナダがPKを獲得。これをキャプテンのシンクレアが枠の左隅に決めて、土壇場でゴールを奪った。
試合はこのままタイムアップ。開催国のカナダが1-0で、地元の大観衆を前に開幕戦を勝利で飾った。
【得点者】
1-0 90+2分 クリスティン・シンクレア(PK)(カナダ)