W杯初戦のスイス戦で先発した宇津木瑠美(上段左から2人目)[写真]=FIFA via Getty Image
FIFA女子ワールドカップ・カナダ2015のグループステージ第1節が8日に行なわれ、なでしこジャパンはスイス女子代表と対戦し1-0で勝利。初戦を制し、連覇へ向けて白星発進となった。
試合後、記者団の取材に応じたフランスのモンペリエに所属するなでしこMF宇津木瑠美は、この日見せた勢いの強い縦パスについて聞かれると、「人工芝ということもあって、速くて強いパスじゃないと」と、芝への対応を語ると、「私はアクセントというか、スパイス的な要素となるようなパスを心がけています」と明かした。
また、積極的に当たりに行っていた守備について問われた宇津木は、「日本は2対1のように数的優位を作る守備のやり方をしますが、1対1が強くなればもっといい」とした上で、「海外でプレーする選手が、1対1で対応できる先がけになれたらと思います」と、海外での経験を活かしてけん引することを誓うと、「サイドバックの持ち場を離れて当たりに行ったのは、自分を出し惜しみしたくないから。それに、プレーエリアを広げたいという意識も持っていますので」と、その積極性も説明した。
なでしこジャパンは、12日にグループステージ第2節で、カメルーン女子代表と対戦する。