カメルーン女子代表戦に出場した宮間あや [写真]=FIFA via Getty Images
FIFA女子ワールドカップ・カナダ2015のグループステージ第2節が12日に行なわれ、カメルーン女子代表と対戦したなでしこジャパンが2-1と勝利を収め、決勝トーナメント進出を決めた。
第1節のスイス戦から5人のメンバーを入れ替えて臨んだなでしこは、前半のうちに2点を奪い試合を優位に進める。後半、カメルーンに攻め込まれる時間が続くと終了間際に失点を喫し1点差に詰め寄られるも、なんとか逃げ切り勝ち点3を手にしている。
この試合でFW菅澤優衣香のゴールをアシストしたMF宮間あやは試合後、「途中から相手の良さを出させてしまったので、課題が多くて。ただそれを前向きにとらえて、次の準備をしていきたいです」と振り返った。
また、「得点が流れからも、得意のセットプレーからも取れたので。失点も最少失点で抑えられたことかな」とこの試合の良かったポイントを挙げつつ、「得点している時は、なるべく多くの選手が動いているので、逆に悪いリズムの時にそれができていないので、それが課題だと思っています」と反省点も口にしている。
なでしこはこの勝利で決勝トーナメント進出を決めたが「とにかく1位でGLを突破したいと思っているので、もう一度チーム一丸となって準備することが大事だと思います」と気を引き締めた。
スタンドで試合を見守ったFW安藤梢は、スイス戦で負傷し大会からの離脱を強いられている。宮間は「彼女のために、と口で言うのは簡単ですけど、心に響くような試合がしたかったので、届いたかどうかはわかりませんが、これからも安藤選手の分も頑張りたいと思います」とコメントした。
なでしこジャパンは16日にグループステージ第3節でエクアドル女子代表と対戦する。