FIFA女子ワールドカップ カナダ2015の準々決勝2試合が26日に行われた。
FIFAランキングで1位に立つドイツは、同3位の強豪フランスと対戦。試合は0-0で迎えた64分にルイザ・ネシブがゴールを決めてフランスが先制に成功した。しかし、終了間際の84分にセリア・サシッチがPKを決めてドイツが同点に追いつく。延長戦も合わせた120分でもスコアは動かず、決着はPK戦に持ち込まれる。先行のドイツは5人全員がしっかりと成功。一方のフランスは、5人目のクレール・ラヴォゲがシュートを止められてしまい、PK戦を5-4で制したドイツが準決勝進出を決めた。
前回大会準優勝、ロンドン・オリンピック金メダルのアメリカは中国と対戦した。試合は0-0のまま前半終了を迎えると、後半立ち上がりの51分に最終ラインのジュリー・ジョンストンが前線にロングボールを送る。これをゴール前のカーライ・ロイドが直接ヘディングで叩き込み、アメリカが先制に成功。このまま1点のリードを守り切ったアメリカがベスト4に入りを果たした。
準々決勝の残り2試合は27日(日本時間28日)に行われ、オーストラリア女子代表となでしこジャパン、イングランド女子代表とカナダ女子代表が対戦する。準決勝は30日(同7月1日)にドイツ対アメリカが、7月1日(同2日)にもう1試合が行われる。