先制点を喜ぶアメリカ女子代表メンバー [写真]=FIFA via Getty Images
FIFA女子ワールドカップ・カナダ2015準決勝が6月30日に行われ、アメリカ女子代表とドイツ女子代表が対戦した。
準々決勝では、中国女子代表を1-0で下し7大会連続でベスト4進出を果たしたアメリカ。対して、ドイツはフランス女子代表と対戦し、PK戦の末に準決勝へ駒を進めた。両チームともに最多2度の優勝を誇っており、ベスト4で強豪対決が実現した。
試合は、スコアレスで前半を折り返し、後半に入って動く。58分、ペナルティエリア内に抜け出したアレクサンドラ・ポップを、ジュリー・ジョンストンが倒してしまし、アメリカがドイツにPKを献上。だが、このPKキッカーを務めたセリア・シャジッチが、シュートを枠の左に外してしまい、ドイツは先制のチャンスを活かせなかった。
すると66分、エリア内左へ突破しようとしたアレックス・モーガンをアニカ・カーンが倒してしまし、今度はドイツがアメリカにPKを与える。69分、キッカーのカルリ・ロイドは、落ち着いてGKナディーン・アンゲラーの逆を突いてゴール右に決め、アメリカが先制に成功した。
反撃したいドイツだったが、83分にアメリカが試合を決定づける追加点を獲得する。メガン・クリンゲンバーグからの縦パスでエリア内左に抜け出したロイドが、DFを1人かわして深いところから折り返す。そのボールに、DFの背後から飛び出したケリー・オハラが右足で合わせて、ゴールネットを揺らした。
試合はこのまま終了。アメリカが2-0でドイツに勝利を収めて、ワールドカップ2大会連続で4度目の決勝進出を果たした。
アメリカは、7月5日に行われる決勝で、なでしこジャパンとイングランド女子代表の勝者と対戦。ドイツは、その敗者と同月4日に行われる3位決定戦に臨む。