なでしこジャパンのDF鮫島彩 [写真]=FIFA via Getty Images
FIFA女子ワールドカップ・カナダ2015決勝が5日に行われ、なでしこジャパンはアメリカ代表と対戦し、2-5で敗戦。2大会連続のワールドカップ制覇を逃した。
試合後、フル出場したなでしこDF鮫島彩は、「このメンバーで最後も勝ちたかった」と敗戦を悔やむと、「あれだけ得点を取られたから、恐れずやるしかなかった」と試合を振り返った。アメリカについては、「言葉にできないほどの差がある」と実力差を実感したと明かすも、「その差は埋めていきたい」と今後を見据えた。
さらに鮫島は、「4年前はあっという間に優勝までいったが、頂点に立つ難しさを知った今大会。その中でも選手ミーティングとかを重ねて決勝まで戦ってきた。結果にはとらわれず誇りを持ちたい」と今大会を振り返ると、「1日1日を過ごすごとに立場が違ってきて、試合に出たい選手もいる中、それぞれがぞれぞれの立場で戦っているからこそ、チームのために戦いたいというモチベーションがあった」と決勝進出の要因を語った。
そして、今大会で6度目のワールドカップ出場を果たしたMF澤穂希を含むチームメイトのサポートにも、次のように感謝している。
「澤さんからは『大丈夫、できる』って試合前に言ってもらった。もし私がその立場になったらできないと思うくらいのサポートを、ベテランの選手にはたくさんしてもらった」