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ライバルであり憧れの先輩…有吉「近賀さんがいたから自分は頑張れた」

2015.07.07

イングランド戦後の有吉(右)と近賀(左) [写真]=FIFA via Getty Images

 FIFA女子ワールドカップ2015カナダを準優勝で終えたなでしこジャパンが7日に帰国した。

 なでしこジャパンの佐々木則夫監督、宮間あや主将、野田朱美日本サッカー協会女子委員長が会見に出席。会見後には各選手が記者団の質問に答えた。

 DF有吉佐織はグループステージ第2戦のカメルーン戦を除き全6試合に出場した。決勝の直後は大粒の涙を見せていたが、「日本に帰ってこられてホッとしています」と笑みを浮かべながら、30日間に及ぶ激戦を終えて少し安心した様子。

 また、初のワールドカップ出場ながら大会MVPのゴールデンボール賞候補にノミネートされるなど、各方面から高い評価を受けた。大きな成長を遂げたが「一番自分らしく、いつも通り楽しめてプレーできたことが良かったと思います」と、自分の持ち味を出すことができたと大会を振り返っている。

 右SBのポジションを争うライバルでありながら、今大会は有吉を影で支えたDF近賀ゆかりについては「近賀さんは私にとってずっと憧れでしたし、本当に一番見習いたいSBの選手だったので。今大会以外も本当に沢山アドバイスいただいていましたし、沢山話す機会もありました。今大会で私がスタメンで出るようになってからも、近賀さんは本当に温かい言葉やアドバイスをくれて、本当に近賀さんの存在があったからこそ、自分は本当に頑張れたと思うので、本当に感謝しています」と、感謝の言葉を口にした。

 有吉は普段はフットサル場で仕事をしていることが話題となっていたが、現状については「(今後、契約等が)全然どうなるかはわからないんですけど、私は職場を気に入っているし、楽しくお仕事させていただいています」と述べ、仕事とサッカーの両立で苦労してはいないと述べた。

 12日に行われる、なでしこリーグ第10節で有吉が所属する日テレ・ベレーザはASエルフェン埼玉とひたちなか市総合運動公園陸上競技場で対戦する。

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