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早くも代表復帰? W杯予選で珍事、シュヴァインシュタイガーが“途中出場”

2016.09.05

 2018 FIFAワールドカップ ロシア 欧州予選グループC第1節が4日に行われ、ノルウェー代表とドイツ代表が対戦。ドイツが敵地で3-0と快勝し、ワールドカップ連覇へ向けて上々のスタートを切った。

 ノルウェーのウレヴォール・スタディオンで行われた一戦では、後半途中に珍事が起きた。72分、ドイツの選手交代でFWマリオ・ゲッツェ(ドルトムント)がピッチを退き、MFユリアン・ブラント(レヴァークーゼン)が投入された時のこと。スタジアムの大型ビジョンには、8月31日に代表最終戦を終えたばかりのMFバスティアン・シュヴァインシュタイガー(マンチェスター・U/イングランド)の名前が表示されたのだった。

 シュヴァインシュタイガーは8月31日の国際親善試合フィンランド戦で代表のユニフォームに別れを告げたばかり。そしてワールドカップ予選では、同選手の背番号「7」をブラントが継承した。両選手の背番号が同じだったために誤表示が起きたと見られている。

 ドイツメディア『sport1』は「シュヴァインシュタイガーが控え選手に」と見出しを掲げて今回の珍事を報道。「ドイツのファンの中には、それがシュヴァインシュタイガーだと期待した人もいるかもしれない。しかし、その選手はユリアン・ブラントだ」と記している。

背番号「7」を着けて途中出場したドイツのブラント(左) [写真]=Bongarts/Getty Images

背番号「7」を着けて途中出場したドイツのブラント(左) [写真]=Bongarts/Getty Images

 なお、偉大な先輩の「7」を受け継いだ20歳のブラントはロッカールームでのエピソードを披露。「自分がメンバー外なのかと思って用具係に聞いたんだ。『自分のユニフォームはどこ?』とね。すると彼は『7番だ』と言ったんだよ」と、試合直前に背番号を知らされたことを明かしている。

 ドイツがワールドカップ連覇へ向けて歩みを始めた一戦は、新時代を担う若武者へ「7」が継承される日でもあった。ドイツの次節は10月8日、チェコをホームに迎える。

By サッカーキング編集部

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