ネイマールの活躍でブラジルが快勝(写真は9月6日のコロンビア戦) [写真]=LatinContent/Getty Images
2018 FIFAワールドカップ ロシア 南米予選第9節が6日に行われ、ブラジル代表とボリビア代表が対戦した。
第8節を終えて4勝3分け1敗、勝ち点15で2位につけるブラジル。チッチ監督の就任後、9月の南米予選2試合を連勝で終え、順位を上げている。ホームで迎える今節、先発メンバーにはGKアリソンやダニエウ・アウヴェス、レナト・アウグスト、ガブリエウ・ジェズス、ネイマールらが名を連ねた。
開始11分、ブラジルが均衡を破った。ネイマールが相手の最終ラインでボールを持った選手にプレスをかけてボールを奪うと、競り合いながら敵陣を突破。数的優位を作って右前方のG・ジェズスにパスを出すと、リターンを受けて難なく押し込んだ。
先制に成功したブラジルは、前半だけでゴールラッシュを見せる。26分、D・アウヴェスとのパス交換で右サイド深くまで突破したジュリアーノがドリブルでカットイン。ペナルティーエリアに入ると、中央へのラストパスに反応したフィリペ・コウチーニョが右足で決めた。
さらにブラジルは39分、敵陣左サイドでボールを持ったネイマールのドリブル突破から、ペナルティーエリア左側へ走り込んだフィリペ・ルイスへスルーパスが通る。F・ルイスは左足シュートをニアサイドに突き刺し、チーム3点目を記録した。
そして44分、ネイマールがペナルティーエリア左手前からドリブルでカットイン。タイミングを見てスルーパスを供給すると、走り込んでいたG・ジェズスがGKの前でボールに触れ、左足シュートでゴールネットを揺らした。ネイマールが1ゴール2アシストの活躍を見せ、ブラジルが4-0で前半を終えた。
4点リードを奪い、前半のうちに勝利を決定付けたブラジル。後半は得点を奪えないまま推移したが、アクシデントが発生した。ネイマールが敵陣左サイドでボールをキープした際、正面から向かい合っていた相手選手のひじが顔面に入って倒れ込む。ネイマールは右目の外側あたりから流血し、顔の右半分が血で染まるほどのケガを負った。同選手は68分、ウィリアンとの交代でピッチを後にした。
背番号「10」が交代を強いられたブラジルだが、75分に左CKからロベルト・フィルミーノヘディングシュートを決め、ゴールラッシュを締めくくった。エースの状況が心配されるが、ホームでしっかりと勝ち点3を掴んだ。
試合は5-0で終了。チッチ監督就任後、予選3連勝を果たしたブラジルの次節は11日、ベネズエラとアウェーで対戦。一方のボリビアは同日、エクアドルをホームに迎える。
【得点者】
1-0 11分 ネイマール(ブラジル代表)
2-0 26分 フィリペ・コウチーニョ(ブラジル代表)
3-0 39分 フィリペ・ルイス(ブラジル代表)
4-0 44分 ガブリエウ・ジェズス(ブラジル代表)
5-0 75分 ロベルト・フィルミーノ(ブラジル代表)
By サッカーキング編集部
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