2018 FIFAワールドカップ ロシア 欧州予選グループCの第4節が11日に行われ、サンマリノ代表とドイツ代表が対戦した。
第3節を終えて全勝、得点8で失点ゼロと盤石の強さを見せつけているドイツ。敵地での第4節では、GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンやマッツ・フンメルス、サミ・ケディラ、トーマス・ミュラー、イルカイ・ギュンドアンらが先発メンバーに名を連ねた。代表初招集の21歳、セルジュ・ニャブリや19歳のベンヤミン・ヒンリヒスも先発出場でデビューを果たした。
開始7分、ドイツがいきなり均衡を破った。ケディラがペナルティーエリア内で浮き球のパスを受けると、シュートコースを消しに来た相手GKをかわし、無人のゴールへ冷静に流し込んだ。さらに2分後には、ペナルティーエリア左側で相手のクリアミスを拾ったニャブリが右足シュートをゴール右隅へ突き刺し、2点目。ニャブリは代表デビューから10分足らずで初ゴールを決めた。
2点リードを奪ったドイツは攻撃の手を緩めず、32分にはペナルティーエリア内への縦パスからマリオ・ゲッツェがポストプレー。最後はヨナス・ヘクターが左足シュートを突き刺してリードを広げた。前半は3-0で終了した。
後半に入っても、ドイツのゴールラッシュは続く。58分、背後からの浮き球のパスに反応したニャブリが右足ダイレクトボレーを決めて4-0。65分にはゲッツェがペナルティーエリア内で粘り、左サイドから中央へラストパスを供給する。詰めていたヘクターが左足で押し込み、自身2ゴール目を挙げた。
そして76分、ニャブリがペナルティーエリア左側で浮き球のパスに反応して最終ラインの背後を取ると、右足ダイレクトでゴール右隅へ決めた。代表デビュー戦のニャブリがハットトリックを達成し、ドイツがリードを6点に広げた。
ドイツは終盤にも相手のオウンゴールとケヴィン・フォラントのゴールで加点し、終わってみれば8ゴールと攻撃陣が爆発。8-0と圧勝し、敵地で勝ち点3を獲得した。予選4戦全勝、得点16で失点ゼロと圧倒的な強さを示している。次戦は15日、イタリアとの国際親善試合が予定されている。注目の一戦となりそうだ。
そして予選の次節は来年3月26日、ドイツはアゼルバイジャンとのアウェーゲームに臨む。一方のサンマリノは同日、チェコをホームに迎える。
【スコア】
サンマリノ代表 0-8 ドイツ代表
【得点者】
0-1 7分 サミ・ケディラ(ドイツ代表)
0-2 9分 セルジュ・ニャブリ(ドイツ代表)
0-3 32分 ヨナス・ヘクター(ドイツ代表)
0-4 58分 セルジュ・ニャブリ(ドイツ代表)
0-5 65分 ヨナス・ヘクター(ドイツ代表)
0-6 76分 セルジュ・ニャブリ(ドイツ代表)
0-7 82分 OG(マッティア・ステファネッリ)(サンマリノ代表)
0-8 86分 ケヴィン・フォラント(ドイツ代表)