かつて世界屈指の右サイドバックとして名声をほしいままにしたカフー氏が、同胞の後輩であるブラジル代表FWネイマール(バルセロナ)を称賛した。
スペインの通信社『EFE』のインタビューに応じたカフー氏は、ネイマールがブラジルのフットボール史に名を残す選手になりつつあるとの持論を述べている。
「ネイマールは我が国で最高の選手だ。ブラジルには彼のような選手がここ15年間いなかった。テクニック面では文句のつけようがない。また、歳を重ねるごとに代表のリーダーらしくなってきた」
またカフー氏は、ネイマールがバルセロナでのプレーを続けることで、今後さらに能力を高めていくとの見解を示した。
「ネイマールのようなタイプの選手なら、誰もがバルセロナのスタイルに合うはずだ。バルサは素晴らしいフットボールを展開する世界最高のクラブ。彼の能力は一段と上がっていくことだろう」
10日に行われた2018 FIFAワールドカップ ロシア 南米予選第11節のアルゼンチン代表戦で3-0と快勝したブラジル代表。ネイマールは代表通算50ゴール目を決めて勝利に貢献した。バルセロナのチームメイトであるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの対戦相手としてピッチに立ったのは5回目で、初めての得点だった。
カフー氏の見立てどおり、着実に成長を遂げているネイマール。今後のさらなる活躍に期待がかかる。
文=北村敦