UEFAの会長を務めるチェフェリン氏 [写真]=UEFA via Getty Images
欧州サッカー連盟(UEFA)の会長であるアレクサンドル・チェフェリン氏は、2030年のワールドカップ開催がイギリスで行われることを望んでいるという。イギリスメディア『BBC』が3日付けで報じた。
今週、中国の会社『Vivo』が国際サッカー連盟(FIFA)のスポンサーとなり、2030年のW杯を中国で開催することを提案したという。しかし、2022年のワールドカップがカタールで行われるため、直近の2大会の開催地のある大陸以外から立候補国を募るルールから逸脱してしまう。これに対してチェフェリン氏は「大きなスポンサーがついたからといって、ルールを大幅に変えることはできない」とコメント。
3日に行われるチャンピオンズリーグ決勝戦の前に『BBC』の番組内でチェフェリン氏は「2030年にヨーロッパでW杯を開催するのは実に簡単だ。どの国が立候補しているか教えることはできないが、金で買おうとしている国に対して売らないことだけははっきりしているね」
FIFAに商業的に立ち回る中国に関して同氏は「中国だけについて話したくはない。もっとも重要なことは、一番適切な入札をした国にW杯が開催されることだ」と語った。さらに同氏はW杯がイギリスで開催されることは望んでいるようで「おそらくイングランドサッカー連盟(FA)だけではなく、政府の意思も仰がなければならないが、近い将来、W杯を開催できるだろう。彼らはW杯を開催できるだけの組織を持っている。彼らが開催したいと望むなら、我々は彼らをサポートするんだ」と、1966年以来となるイングランドでのW杯開催を歓迎した。
By サッカーキング編集部
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