イングランド代表に招集されたデレ・アリ [写真]=The FA via Getty Images
イングランド代表は6月10日に行われる2018 FIFAワールドカップ ロシア 欧州予選で、スコットランド代表と対戦する。同試合に先駆けてイングランド代表MFデレ・アリが自身の過去を語った。イギリス紙『ガーディアン』が10日付けで伝えている。
2012-13シーズンにMKドンズでプロデビューしたアリ。そこから順調に成長曲線を描き、現在ではクラブと代表の両方で類稀なる才能を遺憾なく発揮している。
現在21歳の同選手は、MKドンズのアカデミー時代のことを回想するという。当時ストライカーとしてプレーしていたアリはチームを離れた時の頃を思い出しながら語った。「U-13のチームに在籍していた頃、僕はほとんどの時間をベンチで過ごしていたんだ。当時の監督が僕のポジションを下げる決断をしてくれた。まだフィジカルが強くない頃だったよ。だから監督が僕をもっとスペースのあるところでプレーさせようと考えてくれたんだと思う。僕自身はフィジカル勝負を気にしてはなかったんだけど、パスを出したりボールを奪ったりする仕事に専念しようと思ったんだ」
このポジション変更が功を奏しMKドンズのファーストチームでプレー、そしてトッテナムの移籍に繋がっていくとした同メディア。プレミアリーグでわずか6試合しか戦っていない若者はイングランド代表に初招集された時、「ピッチでプレーしているのが不思議だ」と感じたという。当時の代表監督出会ったロイ・ホジソン氏は最高の監督ではなかったかもしれないが、2年連続PFA年間若手最優秀選手を獲得したアリの招集に踏み切った。後を引き継いだギャレス・サウスゲイト現監督もまた、アリを継続的に招集している。
「代表に初招集された時は信じられなかったよ。でも『自分はあれだけ頑張ってきたんだ、だから信じても大丈夫だ』って思うことにしたんだ。代表は早すぎるとも思ったけど、時間は待ってはくれない。やってきたチャンスを確実にものにしようとしていたよ」と当時の胸中を明かした。元イングランド代表MFポール・スコールズ氏や元同代表スティーヴン・ジェラード氏が21歳時に記録したゴール・アシスト数を追い越したアリは「彼らと同じくらい良い選手になったと考える前に、もっと多くのことを成し遂げたいね」と語った。
最後に「代表については今は話すべきではないし、考えるべきでもない。難しいことだからね。ギャレスは選手がコメントすることの難しさを知っているんだ。代表戦はいつも心が揺さぶられる。様々な問題をクリアしていあKなければいけないね」と多くは語らなかった。
By サッカーキング編集部
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