激闘の末にドローで終わる [写真]=Action Plus via Getty Images
10日、2018 FIFAワールドカップ ロシア 欧州予選が行われ、グループFのスコットランドとイングランドが対戦した。
グループ首位を走るイングランドは、4位スコットランドのホームに乗り込んだ。
前半は両チーム決定打を欠き、スコアボードを動かすには至らない。しかし後半に入った70分、アウェイのイングランドが先にチャンスを掴む。右サイドでボールを受けたアレックス・オックスレイド・チェンバレンが、一人をかわしてペナルティーエリア内へ侵入。中に切れ込み、DFの合間を縫って左足を振り抜く。GKが弾くもボールはゴールの中へ、待望の先制点を得たのはイングランドだった。
しかし、ここからドラマが生まれる。87分、ゴール正面の位置でスコットランドにFKのチャンス、キッカーはリー・グリフィス。左足で放たれたボールはゴールへ一直線。スコットランドが同点弾を挙げる。
さらに直後の90分、再びFKのチャンスがスコットランドに訪れる。先ほどゴールを決めたグリフィスが再びシュート。ゴール右側を狙ったボールは、ジョー・ハートの右手をすり抜ける。土壇場でスコットランドが逆転に成功、ホームの観客が沸き立つ。
試合がこのまま終了かと思われたアディショナルタイム3分、MFラヒーム・スターリングのクロスにFWハリーケインが反応、今シーズンのプレミアリーグ得点王がイングランドに同点ゴールをもたらしたところでタイムアップ。最終スコア2-2のドローで試合は終了した。
この結果、グループFの首位は変わらずイングランド。一方のスコットランドは、2位と3位のスロバキアとスロベニアがそれぞれ勝利したため、差をつけられてしまった。
イングランドは次節9月2日にマルタと、スコットランドは同日にリトアニアとそれぞれアウェイで対戦する。
【スコア】
スコットランド 2-2 イングランド
【得点者】
0-1 70分 アレックス・オックスレイド・チェンバレン(イングランド)
1-1 87分 リー・グリフィス(スコットランド)
2-1 90分 リー・グリフィス(スコットランド)
2-2 90分+3分 ハリー・ケイン(イングランド)
By サッカーキング編集部
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