メッシが意地のハットトリックを達成し、アルゼンチンをW杯へ導いた [写真]=Getty Images
2018 FIFAワールドカップ ロシア 南米予選第18節(最終節)が10日に行われ、エクアドル代表とアルゼンチン代表が対戦した。
W杯出場圏外、そして大陸間プレーオフに回る5位からも転落して最終節を迎えることとなった6位・アルゼンチン。5位・ペルー代表と同勝ち点、そして3位のチリ代表や4位のコロンビア代表を1ポイント差で追い、是が非でも勝利が必要なアウェイゲームを迎えた。
アルゼンチンの先発メンバーにはハビエル・マスチェラーノやニコラス・オタメンディ、アンヘル・ディ・マリア、リオネル・メッシらが名を連ねた。パウロ・ディバラやマウロ・イカルディらはベンチスタートだった。
開始早々、スコアが動いた。キックオフからわずか40秒足らず、エクアドルが先制する。ロングボールからペナルティーエリア内に入ると、ヘディングでのワンツーで抜け出したロマリオ・イバーラが左足シュートをゴール右隅へ流し込んだ。
標高3000メートル近い高地・キトでビハインドを負ったアルゼンチンだが、エースが意地を見せる。13分、メッシがディ・マリアとのワンツーからペナルティーエリア中央でリターンを受け、左足で押し込んで1-1の同点に。さらに7分後、ペナルティーエリア手前からのドリブル突破でシュートコースを作り出すと、左足を一閃。ゴール左隅へ突き刺し、2-1と逆転に成功した。
アルゼンチンは1点リードで後半へ。そして63分、メッシがみたびスコアを刻む。ペナルティーエリア手前で前を向くと、応対する相手DFと駆け引きをしながらエリア内へ。シュートコースを見出すと、左足でループ気味のボールをゴールネットへと届けてみせた。メッシがハットトリックを達成し、アルゼンチンがリードを広げた。
試合は3-1で終了。アルゼンチンは勝ち点を「28」に伸ばして3位フィニッシュとなり、予選敗退の危機を脱して12大会連続17回目のW杯出場を決めた。
【スコア】
エクアドル代表 1-3 アルゼンチン代表
【得点者】
1-0 1分 ロマリオ・イバーラ(エクアドル代表)
1-1 13分 リオネル・メッシ(アルゼンチン代表)
1-2 20分 リオネル・メッシ(アルゼンチン代表)
1-3 63分 リオネル・メッシ(アルゼンチン代表)
By サッカーキング編集部
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