W杯南米予選最終節が各地で行われた [写真]=Getty Images
2018 FIFAワールドカップ ロシア 南米予選第18節の5試合が10日、全試合同時刻キックオフで各地で行われた。
3試合を残して首位突破を決めたブラジル代表を除いて、2位のウルグアイ代表から6位のアルゼンチン代表まで3ポイント差にひしめく大混戦で、運命の最終節を迎えた。
2位で最終節を迎えたウルグアイはホームでボリビア代表と対戦し、先制を許してしまう。それでも40分にDFマルティン・カセレス(ヴェローナ)、42分にFWエディンソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン)が連続ゴールを決めて逆転に成功。60分と76分にはFWルイス・スアレス(バルセロナ)が追加点を挙げ、4-2と逆転勝利を収めた。ウルグアイは勝ち点「31」の2位フィニッシュで予選突破を決めている。
首位のブラジルと対戦した3位・チリ代表は、敵地で0-3と完封負け。MFアルトゥーロ・ビダル(バイエルン)を出場停止で欠く中、黒星を喫して勝ち点を「26」から伸ばせなかった。
逆転での本大会出場を目指すアルゼンチンは、敵地でエクアドルと対戦した。開始1分足らずで先制を許す展開となったが、13分と20分にFWリオネル・メッシ(バルセロナ)がゴールを決めて逆転に成功する。さらに63分、またもメッシがゴールネットを揺らしてハットトリックを達成した。アルゼンチンは3-1と逆転勝利を収め、勝ち点を「28」に伸ばして3位に浮上。逆転での予選突破を決めた。
前節終了時点でチリと同勝ち点で並んでいた4位・コロンビア代表は、敵地で5位・ペルー代表と対戦。1-1の引き分けに終わったが、勝ち点を「27」に伸ばした。ペルーは勝ち点「26」で、得失点差でチリを上回っている。以上の結果、ウルグアイとアルゼンチン、コロンビアがブラジルとともにW杯出場権を獲得。チリは3位から一気に6位へ転落し、予選敗退となった。5位フィニッシュとなったペルーはニュージーランド代表との大陸間プレーオフに臨むこととなった。
なお、7位からの逆転を目指していたパラグアイ代表は、最下位のベネズエラ代表に0-1と痛恨の敗戦。予選敗退となった。
■2018 FIFAワールドカップ ロシア 南米予選 第18節結果
パラグアイ 0-1 ベネズエラ
ブラジル 3-0 チリ
エクアドル 1-3 アルゼンチン
ペルー 1-1 コロンビア
ウルグアイ 4-2 ボリビア
■2018 FIFAワールドカップ ロシア 南米予選 最終順位表(勝ち点/得失点差)
1位 ブラジル(41/+30)
2位 ウルグアイ(31/+12)
3位 アルゼンチン(28/+3)
4位 コロンビア(27/+2)
=====W杯出場権獲得=====
5位 ペルー(26/+1)
====大陸間プレーオフ進出====
6位 チリ(26/-1)
7位 パラグアイ(24/-6)
8位 エクアドル(20/-3)
9位 ボリビア(14/-22)
10位 ベネズエラ(12/-16)
By サッカーキング編集部
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