チリ代表はブラジル代表に敗れ、サンチェスのW杯出場は叶わなかった [写真]=Getty Images
10日に行われた2018 FIFAワールドカップ ロシア 南米予選第18節(最終節)でチリ代表はブラジル代表に0-3で敗北。3大会ぶりにW杯出場を逃すこととなった。そんな中、同代表のエースでアーセナル所属のFWアレクシス・サンチェスの同僚がチリ代表の運命を変えた可能性があるようだ。同日付のイギリス紙『メトロ』が伝えている。
その人物とは、アーセナル所属のコロンビア代表GKダビド・オスピナである。オスピナはコロンビア代表のメンバーとしてペルー代表との試合にスタメンで出場。問題のシーンは同試合の76分に起きた。コロンビアのDFフランク・ファブラの足が高く上がってしまい、主審はファールを宣告。一般に“ハイキック”と呼ばれるこの反則では、相手チームに間接フリーキックが与えられる決まりとなっている。ところが、不可解なことにペルー代表FWのパオロ・ゲレーロはこの間接FKをそのままゴールめがけてシュート。だが更に不可解なことに、コロンビア代表のゴールを守るオスピナはこのシュートに反応。結果として、オスピナの手に当たってボールはゴールに入ったため、ペルーの得点が認められることとなった。
最終的にこのまま試合は動かず、1-1の引き分けで終了。勝ち点1を分け合ったコロンビア代表とペルー代表がそれぞれ4位と5位に浮上し、チリ代表は6位に転落。仮にゲレーロのゴールが認められずコロンビア代表が勝利していた場合は、ペルー代表が6位となり、チリ代表が5位で大陸間プレーオフ出場権を獲得していたのだ。皮肉なことに、サンチェスのチームメイトであるオスピナの判断ミスが一因でチリ代表はW杯の出場権を逃すこととなってしまった。
By サッカーキング編集部
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