ベルギー代表のロベルト・マルティネス監督が、招集を見送り続けているMFラジャ・ナインゴラン(ローマ)について言及した。イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が16日付で報じている。
マルティネス監督との“不仲”が噂されているナインゴランは、2018 FIFAワールドカップロシア欧州予選で代表チームに参加していない。報道によると練習に遅刻したことが発端である模様。ただ、ベルギーのファンやマスコミの間では、実力的には十分な同選手を代表に推す声が大きいようだ。
こういった状況に対して同監督は「外からの声に負けてナインゴランを呼ぶことはしない。もし、プレッシャーに屈して選手を選ぶことになれば、それはチームのためにならないし、監督が仕事を適切に行っていないことを意味する」と厳格な姿勢を見せている。
一方で、「今は、サッカーに関することで彼を選出していないんだ。ただ、彼のことは常に頭にある。50人から55人の代表候補の中の一人だよ。私はそれらを絶えずチェックし、考慮している」と“不仲説”を否定し、招集の可能性があることも示唆した。
ベルギー代表は欧州予選H組を9勝1分けの成績で首位通過し、W杯出場を決めた。ナインゴランは今シーズン、ローマでセリエA6試合に出場し、活躍を見せている。ロシアW杯後には代表引退を表明している同選手が今後、代表チームに呼び戻されるのか注目が集まっている。