ドイツのレーヴ監督(左)が、アルゼンチンを率いるサンパオリ監督の発言に言及 [写真]=Bongarts/Getty Images、Getty Images
12月1日に2018 FIFAワールドカップ ロシアで行われる組み分け抽選会を前に、ドイツ代表のヨアヒム・レーヴ監督が取材に応じた。フランクフルトの空港で行われたDFBアカデミーのキックオフイベントで、ロシアに飛び立つ前に記者陣からの質問に対応している。
アルゼンチン代表を率いるホルヘ・サンパオリ監督の「ドイツ代表は優勝候補ではない」という発言について問われたレーヴ監督は「まあ、読んだけど…。私はそういったことには感情的にならないからね。その監督がそう思うなら、それでOKだよ。それは彼にとっての優勝候補だからね」と“大人の対応”を見せた。
レーヴ監督も、サンパオリ監督が2014 FIFAワールドカップ ブラジルやコパ・アメリカでチリ代表を躍進させたことを知っているようだ。「アルゼンチン代表監督もそういったトーナメントを経験しているはずで、彼自身も何が起きるのかをよく理解しているんだよ」と話し、「優勝するためには、高いレベルで7試合をプレーしないといけないんだ。前回(大会)のアルジェリア戦のようにパフォーマンスが低下してしまうようなこともあるが、信じられないほどの安定性が必要になるんだ」と、本大会での戦いを展望していた。
2006年からドイツ代表を率いているレーヴ監督は、10年超となった代表指揮官の経験から「人それぞれ、いろいろな考え方があるが…。最終的には、大会が始まらないとどうしようもないね。チームをベストフォームに持っていけるか、どんな選手が大会で戦えるだけのコンディションにあるのか、そういったことが大会の行方を決めるんだ」と語り、以下のように締めくくっている。
「まあ、“誰がどこを優勝候補に挙げた”ということも耳には入るけど、すぐに忘れてしまうようなものだよ。人は誰でも、自分の考えを言うことができる。でもそれは、私には関係ないことだよ」
モスクワで行われる組み分け抽選会は12月1日(ドイツ時間16時/日本時間24時)に開催される。各国代表の運命を占う日を迎え、世界中の人々にとって落ち着かない一日になりそうだ。
By サッカーキング編集部
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