個性的なヘアスタイルが話題を呼んだ2002年日韓W杯のロナウド氏 [写真]=Getty Images
元ブラジル代表FWのロナウド氏が、2002年の日韓ワールドカップで注目を集めた個性的なヘアスタイルの秘密を明かした。米国スポーツ専門番組『ESPN』のインタビュー記事を引用する形で、21日付のイタリアメディア『Sky』が報じている。
2002年のW杯では、ブラジル代表が決勝でドイツ代表を2-0で破り、5度目の優勝を果たした。ストライカーとして大会制覇に貢献したロナウド氏は、大会通算8ゴールを記録して得点王に。素晴らしいパフォーマンスとともに話題を呼んだのが、奇抜なヘアスタイルだった。
当時、インテルに所属していたロナウド氏は、1999-2000シーズンに右ひざ前十字じん帯を部分断裂。復帰戦で同じ箇所を完全断裂する不運に見舞われた。長期離脱を強いられた後、ようやくピッチに戻ることができたのは、W杯を目前に控えた2001-02シーズン終盤だった。
ロナウド氏は「シーズン中に負傷して、まだ痛みがあった。誰もがケガのことを話題にしていたよ」と当時を振り返り、以下のように続けている。
「だから、額の上に少し髪を残したスタイルにカットすることを決めたんだ。練習に行くと皆がおかしな髪型に注目して、私のケガを話題にしていた人が皆、すっかりそのことを気に留めなくなったんだ。それで、より冷静でよりリラックスした状態を維持できて、練習に集中することができた」
注目を集めたヘアスタイルは、ケガへの関心を別の話題に変える目的があったと明かしたロナウド氏。インタビューの最後には、「あのヘアスタイル自体は自慢できるものではないよ。相当変わっているからね。けれど、対象を変えるには良い手段だったと思うよ」コメントしている。
(記事/Footmedia)
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