ロシアW杯公式球に名手3人は違和感を感じたようだ [写真]=Getty Images
23日、2018 FIFAワールドカップ ロシアを控えた国際マッチウィークでスペイン代表とドイツ代表が対戦。前回、前々回大会王者の対戦には大きな注目が集まった。
この試合ではマンチェスター・Uに所属するスペイン代表GKダビド・デ・ヘア、バルセロナのドイツ代表GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンがそれぞれのゴールを守った。
24日付のスペイン紙『アス』によると、試合で使用された“ある物”に選手から批判が寄せられているようだ。
1ー1のドローで終わったこの試合では、アディダス社が提供するワールドカップ公式球『テルスター18』が使われたが、世界的な名手として知られる両守護神はこれに不満を抱いているようだ。
『アス』のインタビューで、デ・ヘアは「本当に奇妙なことだ」と始め、「あのシュートにはもっと良い反応ができたかもしれないね」と35分に喫したドイツ代表MFトーマス・ミュラーのゴールを振り返った。
そして同じく、スペイン代表FWロドリゴに開始直後のゴールを許したテア・シュテーゲンも「あのボールはまだ改善することができる。とても大きく動くんだ。僕たちはワールドカップが始まる前に、それにできるだけ早く慣れていかなければならないね」と、質の改善を訴えた。
また、この試合ではベンチに座ったナポリに所属するスペイン代表GKホセ・マヌエル・レイナも公式球に違和感を感じたようだ。
「(『テルスター18』)は奇妙な動きをする。予測不可能な動きをするんだ。改善の余地は非常に大きいね。ワールドカップ本戦では、遠距離から少なくとも35ゴールが決まることになるだろう。GKはこのボールに多くの問題を抱えている」
そして最後に「彼らは改善しなければならない。まだ時間はある。それ以外の選択肢はないよ」と語気を強めたレイナ。果たして、開幕まであと半年ほどで彼らが望む改善は成されるのだろうか。
By サッカーキング編集部
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