クラブチーム同様、ブラジル代表でも愛着のある番号を背負うこととなった [写真]=Getty Images
レアル・マドリードのブラジル代表DFマルセロが、自身の背番号に関する思い入れを告白した。
クラブチームでは、フルミネンセ時代からずっと12番を付けてプレーしているマルセロ。一方、ブラジル代表ではこれまで殆ど6番を付けて来たが、このたび12番へと変更を行った。この夏行われるワールドカップを前に思い切って背番号を変更したマルセロは、自身の公式チャンネルでその理由について明らかにした。
「ブラジル代表の一員になれるのは、自分にとってこのうえない誇りだ。そして、12番を身に着けてプレーできることも同様だ。12というのは、僕にとって特別なナンバーなんだ。自分が生まれた日であると共に、親友が付けてプレーしている背番号でもあるだからね」
マルセロはまた、背番号を変更した経緯を説明すると共に、自身に好影響をもたらしているとの見解を示した。
「背番号を変更して、本当に良かったと思っている。この件に関しては、エドゥ(ジェネラル・コーディネーター)とチッチ(監督)と話をして、何の問題もないとのお墨付きをもらった。僕にとって非常に重要な番号であることを理解してくれ、2人にはとても感謝している。母国を背負ってワールドカップで戦えるとう喜びは、お金では決して買うことができない。それを自分の番号を背負ってできることも同じであり、良いパフォーマンスを見せる助けになると思っている」
その一方で、「ワールドカップのことは常に頭の片隅にあるが、目先の試合に集中することが最も重要だ」と述べているマルセロは、その言葉通り23日に行われたロシア代表との国際親善試合では3-0の勝利に貢献した。27日に行われるドイツ代表との国際親善試合では、4年前のワールドカップ準決勝で1-7と大敗を喫した相手へのリベンジが懸かるブラジル代表だが、心機一転12番を背負ってプレーするマルセロには攻守両面での活躍に期待したい。
文=北村敦