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“代表コーチ”にも注目! W杯の舞台に帰ってくるレジェンドたちを紹介

2018.06.14

“代表コーチ”としてW杯の舞台に帰ってくる元選手たち [写真]=Getty Images

 日本代表は12日、国際親善試合でパラグアイ代表と対戦し、4-2で勝利した。西野ジャパン初白星となるなか、先月コロンビア代表のアシスタントコーチに就任した元アルゼンチン代表MFエステバン・カンビアッソ氏が視察に訪れていたことが話題となっている。

エステバン・カンビアッソ

(写真は今年5月のもの) [写真]=Getty Images

 ガンビアッソ氏は現役時代、2006年ドイツW杯に出場。2004年から10年間にわたってプレーしたインテルでは、日本代表DF長友佑都の同僚でもあった。同氏のように、各国代表チームには、かつて世界中のサッカーファンを魅了したレジェンドがスタッフとして入閣しているケースが少なくない。そこで今回は、“代表コーチ”としてW杯の舞台に帰ってくる元選手を9名紹介する。

■パブロ・アイマール(アルゼンチン代表アシスタントコーチ)
1979年11月3日生まれ(38歳) 元アルゼンチン代表MF

 小柄ながら、華麗なテクニックと愛くるしいマスクで日本のサッカーファンにも高い人気を誇ったアイマール氏。現役時代には、2002年の日韓大会、2006年のドイツ大会と、W杯2大会連続出場を果たした。昨年7月にアルゼンチンのU-17代表監督に就任すると、ロシアW杯に臨むA代表にアシスタントコーチとして帯同することが決定。初の世界制覇を狙うリオネル・メッシにとっても、自身のアイドルである“先輩”の入閣は心強いはずだ。

■ミロスラフ・クローゼ(ドイツ代表コーチ)
1978年6月9日生まれ(40歳) 元ドイツ代表FW

ミロスラフ・クローゼ

(写真は今年5月のもの) [写真]=Getty Images

 現役時代には4度のW杯出場を果たし、歴代最多の16ゴールを叩き出したクローゼ氏。前回大会の優勝メンバーである同氏は、2016年秋の現役引退発表と同時にドイツ代表のコーチングスタッフ入り。ロシア大会では、連覇を狙う母国を裏方として支えることになった。今回のチームには共にプレーした選手も多く、監督と選手の橋渡し役となることも期待されている。

■ティエリ・アンリ(ベルギー代表アシスタントコーチ)
1977年8月17日(40歳) 元フランス代表FW

ティエリ・アンリ

(写真は今月のもの) [写真]=Getty Images

 フランスで開催された1998年W杯の優勝メンバーの一人であり、母国の歴代最多得点記録を保持するアンリ氏。2016年8月にベルギー代表のアシスタントコーチに電撃就任すると、解説業を続けながらチーム強化に尽力してきた。同国代表を率いるロベルト・マルティネス監督は「アンリが勝者のメンタリティをもたらしてくれた」とレジェンド入閣の効果を語っており、ロシアW杯では上位進出の影のキーマンとなりそうだ。

■ヨン・ダール・トマソン(デンマーク代表コーチ)
1976年8月29日生まれ(41歳) 元デンマーク代表FW

ヨン・ダール・トマソン

(写真は今年3月のもの) [写真]=Getty Images

 デンマーク代表として、同代表歴代2位の112試合に出場し、歴代1位タイの52得点を記録したトマソン氏。2016年3月にアシスタントコーチとして代表復帰を果たすと、ブラジルW杯とユーロ2016の出場権を立て続けに逃したチームの再建に取り組み、プレーオフ経由とはいえ、見事ロシア行きの切符を勝ち取った。選手としての代表ラストゲームは、2010年南アフリカW杯のグループステージ最終戦となった日本戦。その時以来となるW杯の舞台を楽しみにしているはずだ。

■イヴィツァ・オリッチ(クロアチア代表アシスタントコーチ)
1979年9月14日生まれ(38歳) 元クロアチア代表FW

イヴィツァ・オリッチ

(写真は昨年11月のもの) [写真]=Getty Images

 現役時代にはバイエルンなどで活躍し、クロアチア代表としても3度のW杯出場を果たしたオリッチ氏。2016年夏に引退を発表すると、翌年10月に同代表のアシスタントコーチに就任した。クローゼ氏と同じようにブラジルW杯に出場しており、現チームには顔なじみも多い。今回は選手としてピッチに立つ機会はないが、常に全身全霊のプレーを見せてきた現役時代と変わらぬ献身性でチームを支えるはずだ。

■マルク・ファン・ボメル(オーストラリア代表アシスタントコーチ)
1977年8月22日生まれ(41歳) 元オランダ代表MF

マルク・ファン・ボメル

(写真は今年5月のもの) [写真]=Getty Images

 現役時代にはオランダ代表の中心選手として活躍し、2010年の南アフリカ大会では準優勝を経験したファン・ボメル氏。今回のアジア予選では、同胞のベルト・ファン・マルヴァイク監督の右腕としてサウジアラビア代表をロシアW杯出場に導いたが、予選終了後に解任された。その後、同監督がオーストラリア代表指揮官に就任したのを契機に渡豪。妻アンドラさんの父にあたる同監督を再びサポートする。

■クラウディオ・タファレル(ブラジル代表GKコーチ)
1966年5月8日生まれ(52歳) 元ブラジル代表GK

クラウディオ・タファレル

(写真は今年5月のもの) [写真]=Getty Images

 セレソンの正GKとして、1990年イタリア大会からW杯3大会連続出場。そのうち、1994年アメリカW杯で優勝、1998年フランス大会では準優勝を経験するなど、申し分ない実績を誇るタファレル氏。ブラジルW杯終了後に就任したドゥンガ新監督のもと代表のGKコーチを任されると、チッチ新体制発足後もチームに留まり、後輩たちを指導している。ガラタサライのGKコーチも務めており、今年2月には加入間もない日本代表DF長友の“運転手”を務めたとして話題になった。

■キム・ナミル(韓国代表コーチ)
1977年3月14日生まれ(41歳) 元韓国代表MF

キム・ナミル

(写真は2009年のもの) [写真]=Getty Images

 現役時代にはヴィッセル神戸や京都サンガF.C.でもプレーし、2002年の日韓大会では主力としてベスト4進出に貢献したキム・ナミル氏。2015年の現役引退後は、元韓国代表FWチェ・ヨンス氏が率いる中国の江蘇蘇寧で短期間コーチを務めると、昨年7月に韓国代表監督に就任したシン・テヨン氏からチームスタッフに大抜擢された。主にMFの選手たちの指導を担当しているという。

■チャ・ドゥリ(韓国代表コーチ)
1980年7月24日生まれ(37歳) 元韓国代表DF

チャ・ドゥリ

(写真は2015年のもの) [写真]=Getty Images

 日韓大会のほか、2010年の南アフリカW杯にも出場したチャ・ドゥリ氏もまた、韓国代表のコーチングスタッフの一人。ウリ・シュティーリケ前体制下ではデータアナリアストを務めながら、昨年春に辞任。その後、指導者ライセンス取得のためドイツに滞在していたが、シン・テヨン新監督からの熱烈なラブコールを受けて、代表スタッフへの復帰を果たした。豊富な国際経験はチームの助けになるはずだ。

(記事/Footmedia

By Footmedia

「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

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