トランジットの行列に並ぶサポーター。ソンブレロを被っての搭乗
いざワールドカップが開幕すると、やはり盛り上がるもんだ。
14日、日本代表が事前合宿を行なっていたオーストリアのゼーフェルトに別れを告げ、ウィーン、モスクワと経由してベースキャンプ地のロシア・カザンへとやって来た。早速、ウィーン国際空港で各国のユニフォームを着たファン、サポーターの姿を見つけ、「いよいよ始まるんだなあ」と実感。すでに戦いが始まっていたみなさんは、はやる気持ちを抑えられなかったようで、モスクワに着陸すると機内で大きな拍手を送っていた。
14日に行われたのはロシア対サウジアラビアの開幕戦のみ。「史上最弱の開催国」と揶揄されたロシアが大量5得点で勝利を飾ったこともあって、会場となったモスクワのルジニキ・スタジアム周辺は大いに盛り上がった模様。その熱がロシア全土にじわじわと広がったかのように、ここカザンでもどこからともなくチャントを合唱する声が聞こえてくる。
ちなみに、現地は英語でのコミュニケーションがなかなか難しい。夕食をとりに入ったレストランは英語メニューを置いていたので何とかなったが、もしキリル文字オンリーで、店員さんが英語を話せなかったら、どんな食べ物が出てくるか分からない……。
取材・文=高尾太恵子
By 高尾太恵子
サッカーキング編集部