ハットトリックを達成したC・ロナウド [写真]=Getty Images
2018 FIFAワールドカップ ロシア・グループステージ第1戦が15日に行われ、ポルトガル代表とスペイン代表が対戦した。
グループB屈指の好カードとなったFIFAランキング4位のポルトガルと同10位のスペインの一戦。5大会連続7回目の出場のポルトガルは、エースのクリスティアーノ・ロナウドやペペ、ベルナルド・シルヴァらがスタメン出場となった。
一方、11大会連続15回目の出場のスペインは、W杯開幕前日にフェルナンド・イエロ新監督が就任し、わずか3日目で臨む初陣。先発にはアンドレス・イニエスタやセルヒオ・ラモス、ジエゴ・コスタなどが名を連ねた。
試合は早い時間に動く。3分、C・ロナウドがドリブルで仕掛けると、ペナルティーエリア内で倒されPKを獲得。これをC・ロナウドがゴール右に決め、ポルトガルが先制に成功する。
だが、スペインも反撃を見せる。24分、セルヒオ・ブスケツからのロングフィードに反応したD・コスタが、ペペとの競り合いに勝つと、ゴール前で2度切り返し、3人いたディフェンスの間からシュート。これが左隅に決まり、試合を振り出しに戻した。
しかし、ポルトガルは44分、ゴール前でゴンサロ・ゲデスからパスを受けたC・ロナウドが、左足を振り抜く。強烈なシュートはGK正面だったが名手ダビド・デ・ヘアが弾けず、ボールはゴールに吸い込まれ、勝ち越しに成功。前半はポルトガルのリードで折り返した。
後半に入りスペインはすぐに追いつく。55分、セットプレーをブスケツが頭で中に折り返すと、D・コスタが押し込み、再び試合は振り出しとなった。
すると直後の58分、クリアボールに反応したナチョ・フェルナンデスがダイレクトボレーを放つ。強烈なシュートは両ポストに当たりながらゴールに吸い込まれ、スペインがこの試合初めてリードに成功した。
しかし、試合は再び動く。88分、ゴール前で得たフリーキックをC・ロナウドがゴール右隅に決め、ハットトリック達成。試合は再び同点となった。
試合は3-3で終了。グループB第2戦は、ポルトガルが20日にモロッコ代表と、スペインは20日にイラン代表と対戦する。
【得点者】
1-0 4分 クリスティアーノ・ロナウド(PK)(ポルトガル)
1-1 24分 ジエゴ・コスタ(スペイン)
2-1 44分 クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)
2-2 55分 ジエゴ・コスタ(スペイン)
2-3 58分 ナチョ・フェルナンデス(スペイン)
3-3 88分 クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)
By サッカーキング編集部
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