まさかの黒星発進となったドイツ代表 [写真]=NurPhoto via Getty Images
17日の2018 FIFAワールドカップ・グループステージ第1戦で、前回大会王者・ドイツ代表はメキシコ代表に0-1で敗れた。イギリスメディア『スカイスポーツ』は同日、過去の大会でディフェンディング・チャンピオンが苦戦を強いられていることを取り上げている。
ドイツは、35分にカウンター攻撃からメキシコに先制を許すと、そのままゴールを奪えず敗戦を喫した。盤石の陣容を誇り、今大会の優勝候補と目されていたドイツだが、予想外のスタートとなっている。
ただ、過去の大会でもチャンピオンチームは苦戦を強いられてきたという事実がある。2010年の南アフリカ大会では2006年のドイツ大会王者・イタリア代表が、2014年のブラジル大会では南アフリカ大会王者・スペイン代表が、ともにグループステージ敗退に追い込まれた。2002年の日韓大会でも、1998年のフランス大会王者・フランス代表がグループ最下位で敗退している。
また、1990年のイタリア大会では、1986年のメキシコ大会王者・アルゼンチン代表が開幕戦でカメルーン代表に敗戦した。グループステージは3位だったが、この大会は「各組上位2チームと、3位チームの中から成績が優秀な順に4チームが決勝トーナメントに進出する」という競技方式で、アルゼンチンはグループステージを突破。最終的には準優勝となった。
初戦で勝ち点を獲得できなかったことは痛恨の極みだが、果たしてドイツは“王者のジンクス”を跳ね返すことができるだろうか。
By サッカーキング編集部
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