帰国となったカリニッチ [写真]=Getty Images
クロアチア代表のズラトコ・ダリッチ監督は18日、FWニコラ・カリニッチ(ミラン)を同代表のチームから追放し強制帰国させた。イギリスメディア『BBC』など複数メディアが報じている。
事の発端は2018 FIFA ワールドカップ ロシアのグループステージ第1節のクロアチアとナイジェリアの一戦。2-0でクロアチアがリードしている中、ダリッチ監督がカリニッチを途中出場させようと指示したところ「背中が痛い」と同選手がこれを拒否したようだ。また、同選手は大会前の親善試合や練習でも同様にサブの役回りを拒否していたという。
ダリッチ監督は今回の同選手への対応を次のように説明している。
「ナイジェリアとの試合でカリニッチは準備をしたうえで後半を迎えていた。しかし、彼は交代直前で『背中が痛い』と言ってきたんだ。ブラジルとの親善試合の時も言っていたし、昨日のトレーニングでも言っていたよ。だから私はそれを静かに受け入れた。私には健康で、戦う準備ができている選手が必要だからね」
W杯の規定では、初戦を終えた後の選手入れ替えは認められておらず、クロアチアはこれから22人の選手で戦っていくことになる。
なお、同メディアは過去のW杯中に帰国した選手を紹介。当時主将だったにも関わらず、チームメイトや監督との不和でチームを追いやられたアイルランドの伝説的選手ロイ・キーンや、薬物検査にひっかかった元アルゼンチン代表FWディエゴ・マラドーナらの名が挙げられている。
By サッカーキング編集部
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