問題となっているシャチリが行なったゴールパフォーマンス [写真]=Getty Images
スイス代表MFジェルダン・シャチリ(ストーク)とMFグラニト・ジャカ(アーセナル)の行なったゴールパフォーマンスが物議を醸している。22日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
スイスは22日、2018 FIFAワールドカップ ロシア・グループステージ第2戦でセルビア代表と対戦。試合開始5分、アレクサンダル・ミトロヴィッチのヘディング弾でセルビアに先制を許したものの、ジャカとシャチリのゴールで逆転勝利を収めた。
物議を醸しているのは、ジャカとシャチリがゴールを決めた後に見せたパフォーマンス。両選手は共にゴールを決めた後、胸の前で手をクロスさせて “双頭の鷲”を表現した。これに政治的な意図が含まれていたのではないかということが問題視されている。
シャチリはコソボ出身で、ジャカの両親もアルバニアにルーツを持つコソボ出身。アルバニア人が多数を占めるコソボは、2008年にセルビアから独立をしたものの、セルビア人からの迫害を受けていたという歴史を持っている。
両選手がゴールパフォーマンスでした“双頭の鷲”とは、アルバニアの国旗にも描かれている紋章で、対戦相手がセルビアだったからそのパフォーマンスをしたとみられている。
シャチリは試合後、問題となっているゴールパフォーマンスについて問われると「それについては話したくない。フットボールでは、いつも感情がある。僕がしたことを見ることはできるが、それはただの感情で、僕はゴールを決めたことを喜んでいただけだ。そのパフォーマンスをしたが、それについて話すことはない」と政治的意図はなかったと語った。
しかし、FIFA(国際サッカー連盟)は政治的なパフォーマンスを一切認めておらず、今後何らかの処分が下される可能性があるようだ。
By サッカーキング編集部
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