ナイジェリア撃破に大きく貢献したメッシ [写真]=Anadolu Agency/Getty Images
26日に行われた2018 FIFAワールドカップ ロシア・グループステージ第3戦で、アルゼンチン代表はナイジェリア代表に2-1で勝利。グループD最下位から2位に浮上し、大逆転での決勝トーナメント進出を果たした。
GS敗退の危機に瀕していたアルゼンチンを救ったのは、やはりFWリオネル・メッシだった。背番号10をつけるキャプテンは、14分に今大会初得点となるゴールをマーク。チームに勢いをもたらすと、試合終盤にはDFマルコス・ロホがボレーで勝ち越しゴールを決めて、崖っぷちからの生還を果たした。
そこで今回は、メッシがナイジェリア戦で達成した10の記録を紹介する。
■13本目のシュートで初得点
イギリスのサッカーサイト『Squawka』によると、メッシは今大会13本目のシュートで初得点を記録。W杯では、前回大会のGS第3戦のナイジェリア戦以来、622分間にわたってゴールがなかったという。
■大会通算100ゴール目
メッシはナイジェリア戦で、ロシアW杯の大会通算100ゴール目を挙げた。なお、2010年の南アフリカ大会で100ゴール目を挙げたのは、スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ。前回のブラジル大会では、ブラジル代表FWネイマールが100ゴール目を挙げた。奇しくも、W杯3大会連続で、バルセロナ所属歴を持つ選手が大会100ゴール目を挙げている。
■W杯3大会でゴール
メッシは2006年のドイツ大会、2014年のブラジル大会に続き、W杯通算3大会でゴールを挙げた。ディエゴ・マラドーナ氏(1982、1986、1994)、ガブリエウ・バティストゥータ氏(1994、1998、2002)に次いで、アルゼンチン史上3人目の快挙を成し遂げた。
■3つの年代で得点
イギリスメディア『BBC』によると、メッシはW杯で10代、20代、30代でゴールを決めた初めての選手だという。同選手は24日に31歳の誕生日を迎えたばかり。2日遅れの“バースデーゴール”で大記録を達成した。
■ナイジェリアはお得意様
メッシはW杯通算6点目となるゴールを記録。そのうち半数にあたる3得点をナイジェリアから奪っている。なお、アルゼンチンとナイジェリアがW杯のGSで対戦するのは、3大会連続5度目のこと。いずれもアルゼンチンが勝利を挙げており、同代表にとってもナイジェリアはお得意様になる。
■GS初の記録達成
『Squawka』によると、メッシの一対一の成功回数は、GS3試合すべてで5回以上を記録。今大会初の偉業を達成した。初戦のアイスランド戦は8回、2戦目のクロアチア戦は5回、そして最終戦のナイジェリア戦では7回の成功数を記録した。
■先輩マラドーナ超えを達成
データ会社『Opta』によると、メッシは出場した4大会のW杯で、ドリブル成功数が107回に到達したという。1966年イングランド大会以降では、マラドーナ氏の105回を上回って歴代トップに躍り出た。
■主将として最多出場
アルゼンチンメディア『Infobae』によると、ナイジェリア戦は、メッシが同国代表のキャプテンとして出場した64試合目のゲームだったという。ロベルト・アジャラ氏の63試合を上回り、アルゼンチン代表主将として最多の出場数を記録したそうだ。彼らに続くのは、マラドーナ氏(57試合)とハビエル・マスチェラーノ(47試合)になる。
■主将として5得点
イギリスのサッカー誌『FourFourTwo』によると、メッシがW杯で代表のキャプテンマークを巻いて決めたゴール数は、ナイジェリア戦で「5」となった。これは、元ドイツ代表のローター・マテウス氏ら4人に並ぶ記録。あと1ゴールを挙げれば、マラドーナ氏に並んで歴代1位タイになる。
■異なる100のスタジアムで得点
データ会社『Gracenote Live』によると、ナイジェリア戦の得点によって、メッシがプロキャリアでゴールを挙げたスタジアム数は「100」に到達したという。なお、会場となったサンクトペテルブルク・スタジアムは、日本の建築家である黒川紀章氏が設計を担当。FIFAコンフェデレーションズカップ2017の決勝戦が開催された場所でもある。
記事中の表記に誤りがございましたので、訂正致しました(27日18時39分)
(記事/Footmedia)
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