コヴァチ監督(左)ら複数の指揮官がレーヴ監督(右)の留任を支持 [写真]=Getty Images
ドイツサッカー連盟(DFB)は7月3日、同国代表を率いるヨアヒム・レーヴ監督の留任が決まったと発表した。2018 FIFAワールドカップ ロシアのグループステージ敗退に伴い、去就に注目が集まっていた指揮官の留任を、ブンデスリーガの各クラブを指揮する監督たちは支持しているようだ。
レーヴ監督の地元であるドイツ南西部の国営地方局『SWR』が2日に報じたところによると、ホッフェンハイムのユリアン・ナーゲルスマン監督は「一度ぐらい、ひどい大会を経験することもある。それをドイツサッカー連盟は認めないといけない。彼はこれまで素晴らしい仕事をしてきた。レーヴ監督なら代表の危機を克服して、また皆が満足できるチームを見せてくれるだろう」とコメントを寄せた。
また、フライブルクのクリスティアン・シュトライヒ監督は「今はメディアによって瞬く間に全てを疑問視されてしまう時代だけど、レーヴ監督は例を見ない成功を収めてきた。これまでずっと素晴らしいチームを率いてきて、今回はうまくいかなかったが、それも普通のことだ」と、自身の経験と照らし合わせながら話している。
さらにバイエルンの新監督に就任したニコ・コヴァチ氏は「私はレーヴ監督を支持している。これから再び代表チームを作り上げていくには、彼が適任だ」とコメント。「成功を収めることができなければ、皆が一斉に一人の人間を叩こうとする。しかし、それは正しいことではない。成功も失敗も全員に責任がある。一人だけのものではないんだ」とメディアの論調をけん制したうえで、レーヴ監督を擁護した。
監督業の難しさを知る現役のブンデスリーガ指揮官たちから支持を得ているレーヴ監督。失意のロシアW杯を経て、ドイツ代表の再建に期待がかかる。
By サッカーキング編集部
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