レーヴ監督率いるドイツ代表はまさかのグループステージ敗退を喫した [写真]=Corbis via Getty Images
ドイツ代表指揮官としての仕事を継続することが決定したヨアヒム・レーヴ監督だが、今後しばらくは頭を悩ませることになりそうだ。ドイツ高級紙『フランクフルター・アルゲマイネ』が報じた7月3日にレーヴ監督に関するニュースは、一斉にドイツ国内に広まった。
2018 FIFAワールドカップ ロシアでまさかのグループステージ敗退を喫したドイツ。同紙は、「一部の選手たちのグループ」および「スポーツや運営面での関係をよく知る経験豊富な2人の人物」から直接コメントを入手したとして、レーヴ監督への批判を報じた。その中で、チームは「代表常連組」と「若手選手たち」の真っ二つに別れてしまったと伝えている。
とりわけ、長期離脱していたGKマヌエル・ノイアー(バイエルン)が復帰後に即キャプテンとして先発起用されたという“特別扱い”を快く思わないグループがあったようだ。「チーム内の競争に対する考え方も公正さも揺らいでしまった」と同紙は述べており、若手選手たちは最後まで起用法に納得がいっていなかったという。
2010年の南アフリカ大会以降長期にわたって主力を担ってきた選手たちに対するレーヴ監督の信頼が、今回は裏目に出てしまった模様だ。世代交代を視野に入れなければならない同監督は、しばらく難題を抱えることになるかもしれない。
By サッカーキング編集部
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