ベルギーがイングランドに連勝し初のW杯3位 [写真]=Getty Images
2018 FIFAワールドカップ ロシア・3位決定戦が14日に行われ、ベルギー代表とイングランド代表が対戦した。
ともにグループGから勝ち上がってきたベルギーとイングランドが3位の座をかけて再び激突。グループステージではお互いに突破を決めて迎えた第3戦で対戦し、ベルギーが1-0で勝利していた。
W杯最高成績となる初の3位を目指すベルギーは今大会4得点のロメル・ルカク、エデン・アザール、ケヴィン・デ・ブライネらに加え、ユーリ・ティーレマンスが先発出場した。一方、1966年の母国優勝に次ぐ成績を狙うイングランドは、6得点のハリー・ケインをスタメンに残しつつ、メンバーを5名変更。フィル・ジョーンズ、ルベン・ロフタス・チーク、エリック・ダイアーらが名を連ねた。
試合は立ち上がりの4分に動いた。ベルギーは得意のカウンターから、ナセル・シャドリがルカクのスルーパスで左サイドを抜け出してクロス。それを中央に走り込んだトーマス・ムニエがひざで押し込み、先制に成功した。幸先良いスタートを切ったベルギーだが、36分にシャドリが左太ももを痛めて負傷交代。39分、代わりに投入されたトーマス・ヴェルマーレンが3バック左に入り、ヤン・ヴェルトンゲンが左ウイングバックに移った。
1点ビハインドのイングランドは、ダニー・ローズとラヒーム・スターリングを下げ、ジェシー・リンガードとマーカス・ラッシュフォードを投入し、後半を迎えた。70分にはダイアーがラッシュフォードとのワンツーでエリア内に抜け出し、ループシュートでGKをかわしたが、ゴール目前でDFにクリアされ、得点にはつながらず。
すると82分、ベルギーはアザールがデ・ブライネのスルーパスでエリア内へ突破。冷静にシュートをゴール左隅に突き刺し、追加点を決めた。試合はこのままベルギーが2-0で勝利。初の3位でW杯最高成績を更新した。一方、敗れたイングランドは1990年イタリア大会以来となる4位で大会を終えた。
これでロシアW杯は残り1試合となった。フランス代表とクロアチア代表が世界一の座をかけて激突する決勝戦は日本時間15日の24:00にキックオフを迎える。
By サッカーキング編集部
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