フランスがW杯20年ぶりの優勝 [写真]=Getty Images
1カ月に渡って熱戦が繰り広げられたロシア・ワールドカップは、フランスの5大会ぶり2回目の優勝で幕を閉じた。今大会はクロアチアの初の決勝進出が大きな話題となったが、その決勝では他にも“初めて”の出来事が次々と起こる印象深い一戦となった。W杯決勝で初めて起こった3つの出来事を紹介する。
1、オウンゴール
クロアチアは18分にマリオ・マンジュキッチのオウンゴールで先制点を献上。過去19回の決勝で合計66ゴールが生まれているが、オウンゴールによる得点は史上初めてだった。なお、今大会のオウンゴールはW杯史上最多の12回を数えた。
2、シュートゼロで得点
上述のオウンゴールでフランスが先制するまで両チームのシュート数はゼロ。1本もシュートを打たずしてゴールが生まれるのはW杯史上初の珍事だった。2014年大会のアルゼンチン対ボスニア・ヘルツェゴビナ戦でも開始3分にオウンゴールでアルゼンチンが先制するというケースがあったが、直前にマルコス・ロホがシュートを打っていたため、「シュートゼロでの得点」とはならなかった。
3、VAR
36分のフランスのCKの場面で、アントワーヌ・グリーズマンの蹴ったボールがエリア内でクリアを試みたイヴァン・ペリシッチの腕を直撃。このプレーがビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の対象となり、フランスにPKが与えられた。VARがW杯決勝の舞台で活用されたのはもちろん、これが初めて。なお、VARは今大会を通じて計20回使われ、うち17回は最初の判定が覆った。
By サッカーキング編集部
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