アルゼンチン代表のサンパオリ元監督とメッシ [写真]=Getty Images
2018 FIFAワールドカップ ロシアグループステージ第2戦後のアルゼンチン代表の混乱ぶりが、アルゼンチン人ジャーナリスト、アリエル・セノシエイン氏の著書によって明らかにされた。スペイン紙『マルカ』が20日に報じている。
グループステージ第2戦のクロアチア戦で0ー3の敗戦を喫したアルゼンチン代表は、グループステージ敗退の危機に瀕しており、同試合後のコーチングスタッフによるミーティングには、選手の代表としてFWリオネル・メッシと、DFハビエル・マスチェラーノが出席した。
その際にメッシがホルヘ・サンパオリ監督に対して「何があろうと、僕ら選手はもう、あなたを信用していない」と主張した模様だ。これに対してサンパオリ監督は驚いた様子で「何を求めているのか」と質問したが、選手側に突き放されたとされる。
またメッシは「あなたは誰を起用すればよいか10回も聞いてきた。僕は何も答えなかったけどね」とも発言したようだ。
この後ミーティングは落ち着いた雰囲気で進行したようだが、コーチングスタッフは常に選手達の意見に耳を傾けて、彼らに配慮していたという。
その後アルゼンチン代表は、ナイジェリア代表に2-1で勝利を収めてグループステージを突破したが、決勝トーナメント1回戦でフランス代表に敗れて敗退。サンパオリ監督は大会後に退任した。
By サッカーキング編集部
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